[Re-birth~ROCK’N’ROLL SWINDLE at NIPPON BUDOUKAN~]\rTOBF-5498\r\r2006年2月に行われた「GLAY IN BUDOUKAN 2006“ROCK’N‘ROLL SWINDLE”」はこのバンドにとって、(結成以来、最大といっても過言ではないほどの)きわめて大きな分岐点だった。\rレコード会社の移籍に伴い、実施的な活動休止の状態にあったGLAYが、コンサートのスタッフを一新し、新しく生まれ変わったパフォーマンスを見せる――その貴重な瞬間を捉えたのが、本作というわけだ。\r僕は実際にこのときのライブを観ているのだが、ロックバンドとしての衝動をストレートに放射するステージングは、これまで以上に強くて激しいインパクトを伴い、その空気は本作からも十分に伝わってくる。\r最大の見所はやはり、バンドの状況をそのまま反映した「LAYLA」だろう。\r迷い、傷つきながらも、自分の道を信じて進んでいく。\rそんな意思を描いたこの曲を演奏してるときの4人の表情――せつなさと前向きさが入り混じったような――は、本当に印象的だ。\rライブのプランニングからリハーサル風景まで、メンバーに肉薄したカメラワークが素晴らしいメイキング・ムービーも必見。(森 朋之)